当ラボでは、ヒューマンエラー=失敗ではないと考えています。
厳密にいうと、「ヒューマンエラーが直ちに失敗になるとは限らない。エラーをしても、失敗とならないこともある」という言い方になります。
例えば、「事業に失敗した」「あるプロジェクトで失敗した」という使い方をしたり、失敗の反対は成功であるように、失敗は、意図した結果や成果(=成功)を得られなかった状態を言うのではないでしょうか。
ちなみに、当ラボでのヒューマンエラーの定義は「『目標を達成するために想定された行為』から外れた行為」です。つまり、「目標を達成する」=成功、ではありますが、成功するために「こうしよう」と思ったことと違うことをするのがヒューマンエラーということです。
こうしようと思ったことと違うことをしたら、必ず、事故やトラブル、クレームなどの不具合が起こる訳ではありません。一方、不具合が発生した結果として、お客様やクライアントの信用、信頼を失って、事業やプロジェクトに失敗することもあります。
また、英語で、トライ&エラーというように、成功をするためには、文字通り、試行錯誤も必要になります。成功のためには、ヒューマンエラーを必要以上に恐れないことも必要かもしれませんね。
逆に言うと、失敗にならなかったから、結果的にうまくいったから、結果オーライとして、エラーを振り返らないということもよくないのではないでしょうか。将来の大きな失敗につなげないためにも。
ヒューマンエラー=失敗ではない

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