右方向に行こうと思っていたのに、つい、左方向に足が向いてしまうのは

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動画の解説通り、右方向に行こうと判断しているにも関わらず、判断結果とは違う左方向に足が向いてしまった、違う行動をしてしまったということで行動エラーです。
なぜ、このようなことが起こるかというと、例えば、
・左方向に自宅があって、いつもは左方向に行くのが習慣となっている。
・しかし、このケースでは、帰宅前に、別の場所に立ち寄る予定があった。
という状況で、つい、いつもの慣れで左方向に足が向いたという事象です。
このような事象が起こる要因の一つに、行動するときに、注意がうまく働かなかったということが想定されます。つまり、自宅に向かうという行動はみなさまもそうだと思いますが、習慣化されているので、無意識に、自動的に、反射的に行動できる状態にあります。いつもであれば、その習慣に沿って行動すればよいのですが、今回のケースのように、それと違う行動をする場合、それなりの注意が必要になる(今日はあの場所に立ち寄るんだった・・・と注意を働かせる)のですが、それがうまく機能しなかったということです。このケースであれば大した被害はありませんが、重要なことは、
・当たり前のように、無意識に、自動的に、反射的に体が動くように習慣化された行動に関して、
・それとは、違った行動をする場合、うまく注意を働かせないと、つい、いつもの習慣化された行動が出やすい。
ということです。
これをみなさまの仕事に置き換えて考えてみると、例えば、商品を出荷するための梱包作業で、
・いつもの、よくやっている梱包作業は、商品に加えて、取扱説明書、納品書、保証書を入れる。
・ある特定の商品に関しては、オプション的に、キャンペーンの告知に関するチラシやお客様に伝えたい情報(商品の良さや活用方法など)を伝える書面を入れないといけない。
という状況で、
・その特定の商品の梱包がランダムに発生。
・梱包作業をしている中で、注意が散漫になりやすい状況(作業者が作業中に声を掛けられる、別の対象や作業にも注意を振り向けないといけない、単純作業を長時間続けないといけないなど)が多い。
ということがあると、梱包漏れが起こりうるということになります。
視点を変えると、ベテランのように仕事に慣れている人、ベテランでなくても、この仕事に関しては意識しなくても手が動くという状態であっても安心はできない、むしろ、慣れていることが仇となって、ヒューマンエラーが起こりうるということになります。更に、慣れている仕事は、無意識に、自動的に、反射的に体が動くようになっているので、場合によっては自分がエラーを起こしたことすら認識していないこともありえます。
つまり、ほとんど同じ方法、手順で作業するが、ちょっとした違いがある、オプション的に対応しないといけないような場合はエラーリスクがあるということになります。このようなことは梱包作業に限らず、他の仕事でもありうるのではないでしょうか。

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